ア. 中国語
イ. 英語
ウ. オランダ語
日本で初めて近代水道が誕生したのは、1887(明治20)年、横浜でした。外国人居留置(がいこく じんきょりゅうち)を除き、庶民(しょみん)は道路脇に設置された共用栓(きょうようせん)から水を得ていました。当時の共用栓はイギリスから輸入されたものが多く、ヨーロッパで水の守護神(しゅごしん)とされるライオンのレリーフが水道の口に取り付けられていました。
カランはオランダ語で「鶴」(つる)の意味!
水を出したり止めたりできるカランは、オランダ語で「鶴」(つる)を意味しています。 日本では共用栓(きょうようせん)が製造されるようになると、日本や中国では水の守護神「龍」の元になった生物が「蛇」であることから「蛇体鉄柱式共用栓」(じゃたいてっせんしききょうようせん)と呼ばれ、個別に専用栓(せんようせん)が取り付けられるようになると蛇の口から水が出てくるので蛇口と呼ぶようになりました。
銭湯でも近代化が進み、1921(大正10)年ころから洗い場や男湯と女湯の境(さかい)の壁、浴槽がタイル張りになりました。1927(昭和2)年になると客が浴槽(よくそう)から桶で湯をくみ出す上がり湯は不衛生(ふえいせい)だということから蛇口から湯をくむカランの設置が始まりました。