ア. スプーン1杯
イ. 牛乳びん1本
ウ. ジュース缶1個
水源林(すいげんりん)は、雨水(うすい)をたっぷりと吸収し、良質な地下水に浄化するとともに洪水を調整(ちょうせい)したり土砂(どしゃ)の流出や渇水(かっすい)を防ぐ機能(水源かん養機能)を持っています。
わずかな水を利用するために、水源林を守る(保水能力を保つ)
横浜市が所有する水源林(すいげんりん)の面積は2,873ha、これは道志村の総面積7,957ヘクタールの約36%にあたります。ヒノキを中心とした人工林が762ha、ブナなどの広葉樹(こうようじゅ)やモミ・ツガなどの針葉樹(しんようじゅ)の天然林が1,799ha、沢すじ・がけ地等が312haあります。
道志水源林の約27%を占める人工林は、植林(しょくりん)後の手入れが不十分だと保水能力が低下するため、下草刈り、間伐(かんばつ)等、森林の保護育成(ほごいくせい)作業を行い、針葉樹と広葉樹が混生する「針広混交林」(しんこうこんごうりん)を目指し管理しています。
下草刈り(したくさがり)
夏に高温多湿(こうおんたしつ)となる日本では、陽性植物(ようせいしょくぶつ)の繁茂(はんも)が著(いちじる)しいため、苗木の生存を保証し、成長を助け、形質劣化(けいしつれっか)を防ぐために、下草刈りを5年程行います。
間伐(かんばつ)
木の成長に伴って、混みすぎた林の立木を一部切ってまばらにします。
間伐をせずに放置された人工林は、森林内が暗く、下層植生(かそうしょくせい)が消失し、表土の流出が著しく、森林の水源かん養機能が低くなります。幹が細長い森林となり、風雪(ふうせつ)に弱くなります。また、土砂崩れの原因にもなります。
出典:横浜市水道局HP